chibiボクの名前はチビ助、青森生まれ34才既婚。
仕事を求めて大学卒業後に上京してきたさえないサラリーマンです。


20代までちゃんとした彼女ができたことが一度もありませんでしたが、ある人との出会いからボクの運命は大きく変わり、今では元風俗嬢と結婚して幸せな日々を送っています。
そんなボクが今までに経験した風俗に関する失敗談や成功体験を少しでも多くの方に伝えるとともに、どうやって20代まで彼女がいなかったボクが結婚することができたか、つづっていきます。


ボクがキャバクラデビューしたのは社会人一年目の夏のことでした。キャバクラに行ったきっかけは、よくある会社の先輩に連れられて、よくあるパターンです。


正直、キャバクラってお金を払って女の子と話して終わりというイメージがあったので、なんで世の中の需要があるのかとさえ思っていたほどです。


そのせいか、ボクは最初先輩に誘われても行く気が全くしませんでした。しかし、最後は「社会勉強だ、今日は俺がおごってやる」という先輩の押しに負けてついていくことになったのです。


ボクのキャバクラデビュー戦は中央線沿線のとある駅から近くにある場所でした。手慣れた先輩はお店の近くでキャッチのお兄さんから何やら情報を聞き出しています。ボクはというと、強面のお兄さんと目を合わすのすら怖くて、別の方向をみてただ待っているだけでした。



2、3分ほどだったと思います。先輩から今日はここにしよう、行くぞ!と言われ、後ろについていきました。


「ご新規、2名様ご来店で~~~~す」という掛け声とともに、ついにキャバクラの扉が開きます。なんということでしょう!
ボクが初めていったマッサージ店と違い、今までに見たこともないきらびやかな世界!


ドレスに身をまとった化粧ぱっちりのお姉さんがボクの隣に座るとなんとも言えない香水の匂い。ボクの隣についたのは入店1か月目の新人だということでした。何を話せばよいかわからずしどろもどろしていると新人のお姉さん(実際はボクと同じ年くらいでしたが)がボクに話しかけます。


「今日は飲んできたんですか?」


ボクは、そのまま「ハイ」と答えるものの、それ以外に何も話せずにしていると今度は「こういう店初めてですか?」と会話をつなげようとしてくれます。するとボクの先輩が「お前、ハイしかいわなかったら会話続かねーじゃん、会話しろよ、これも仕事のうちの一つだ」と。


とはいうものの、新人のお姉さんの投げかけに一言二言返すだけで終わってしまうボク。でも新人のお姉さんはにっこりと笑ったまま会話を続けてくれます。ボクはぎこちなく焼酎を口に運びながらなんとかやり取りしています。そうこうしているうちに次のお姉さんと交換してしまいました。


「失礼しまーーーーす」と次に来たのもボクと同じくらいの二十歳前後のお姉さんでした。結果、二人目も特にこれといった会話も弾ます終了。そして、三人目。


三人目に隣についた子も一人目と同じく新人(2か月目)ということでした。もしかしたらボクがつまらないから、お店に慣れさせるために若めの子をつけているのではないかとすらおもってしまいました。しかし、そんなことはなかったのです。


三人目の子はどちらかといえば、ボクのタイプの女の子で、名前はサキちゃん。ボクと同じ青森出身でした。そんなこともあってか、二人目までと違い、初めて会話が弾み、最後にはメールアドレスを教えてもらうことに成功。学生時代、女の子の友達はいましたが、まさか初対面でこんなカワイイ子がボクに連絡先を教えてくれるのか?となんだか味わったことのない嬉しさがありました。


その日は特に延長することなく、帰宅しましたが、早速サキちゃんから「今日はありがとうございました。また来てくださいね」なんてメールがきたので、すっかりボクはまたあの子に会いたいなって思うようになっていたのです。


しかし、指名してまで通いつめるお金がないボクは、会いたいなと思いながらもいけないもどかしさを抱えながら日々を過ごしていたのです。ただ、サキちゃんがボクにキャバクラの楽しさを教えてくれたのは間違いありません。今までのキャバクラに対する偏見を和らげてくれたのがサキちゃんでした。



でも、世の中そんなに優しい女の子ばかりではありません。すっかりキャバクラの楽しさを知ったボクはある時、会社の接待で歌舞伎町のキャバクラに初めて行くことになりました。ボクが初めていったお店とは雰囲気が異なり、より夜の世界だという印象が強い場所でした。


そして、そこでボクの隣についた子にのっけから連絡先を教えてもらい、歌舞伎町の女の子もそんな感じなんだなと錯覚したことを覚えています。しかし、それ以降ことあるごとにメールが来るようになりました。たわいもない話から、イベントの情報までほんの数行の文章ですがそれが定期的に送られてきました。



当時のボクは営業メールの存在なんてしるよしもなく、こんなに連絡してくれるからひょっとして仲良くなれるかも!?なんていう勘違いをしてしまったボクがいたのです。しかし、結果はボクの勘違いでした。今思えば当たり前ですがw 調子に乗ったボクは


「今度はお店の外で会いませんか?」


と、連絡をしてみましたが返信はありません。でも、それから二週間後、「今何しているの?今日雨で空いているからお店こない?」というメールがきたため、たまには顔出さなきゃな、なんて
気軽な気持ちでお店にいきました。お店で、前にメールしたんですが読んでいただけましたか?と聞いてみたところ、「なんのメールだったけ!?」といった感じではぐらかされ、ボクが口頭でそれをつたえると、「うん、いこー」といったので信じてしまったのです。


それからまた別の日にメールで「○日は空いてますか?」と送ったものの返事はきません。またメール見てくれてないのかなぁ、と心配になった矢先、メールの返信がありました。


「○日はお店でイベントあるからおいでよ!」


普通の人ならこれで、営業のことしか考えていないな(というより最初からそういうのもだと)思うはずですが、ボクはそんなことわかりません。まんまと行ってしまったのです。ボクはその日お店で「いつなら食事にいけますか?」と聞いてみたものの「最近忙しいからなー、また今度ね」とまたまたはぐらかされたのでした。



ボクはなんてバカなんだ・・・


最初から行く気がないということに、ようやく気付いたのです。というより最初からボクなんて相手にすらしてもらえていない、というか今まで彼女がいないボクにこんなカワイイ子がそもそも興味を持つはずがない、ということを忘れていました。青森の田舎から出てきたボクは歌舞伎町というきらびやかな世界で幻想に騙されていたことをようやく理解し、店をあとにしたのでした。


それにも懲りずボクは、その日の帰り道、やっぱり女の子と仲良くなるなら、エッチしたいなーと以前行ったマッサージ店のことを思い出しながら家路へと向かいました。。。


つづく


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